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温室とは
寒暖、風雨から飼育物(植物・昆虫など)を守り、育成に必要な環境をコントロールするのに適した装置です。ゆとりのある空間で飼育物をのびのびと育てることができます。
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温室の暖房と保温について
●温室で育てる植物によって異なりますが通常は暖房が必要です。暖房機としては石油式、電気式があり、一長一短があります。また暖房も冷房もできる空調を設置する場合もあります。
●暖房効率を高め、ランニングコストを押さえるため、面材を断熱性の良いポリカーボネート中空板(割れにくく、安全性もガラスより優れている)を使用することや、保温カーテンはサニーコート(中空二重構造の農業用保温被覆材)を使用しています。
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温室の日除けについて
●一般的には温室は日当りの良い場所に設置しますので、木陰を好む植物(ランの多く)の場合遮光が必要となります。面材としてのポリカーボネート中空板は紫外線をほぼ100%カットするため、ガラスに較べ一部遮光されています。
●当社では、温室の日除けは、遮光ネットを戸外にアルペット(ネットを巻き込んで留めるアルミ押出材)で固定張りする方法をおすすめしております。遮光率(通常50%)は、目的により選択できます。
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温室の容積と換気・撹拌について
●温室は容積を大きくすることが好まれます。理由としてはより多くの植物を収納できるからです。このためブロックを2段積とし、出入口のみ1段とする仕様(片妻200下がり)が最も多い仕様となっています。
●温室の温度を管理するため、天窓の開閉、サッシの開閉を行ないますが開閉を避けたい情況(強風、雨天、保温時など)への対応として換気扇を取り付ける場合があります。さらに、急に陽がさして、温室の温度が急上昇し、ムレが発生する場合があります。ムレは花芽を落とすなど植物には大敵です。これを防止するため開発されたのが撹拌扇です。上下の温度、湿度差をなくし、微風を送ることによる病気防止と植物育成等の効果もあります。
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